Articles about the pitfalls of vinyl wallpaper in U.S.A.

インタネーットで調べると「ビニールクロスがどれだけ人体に悪影響を及ぼすか」という記事が多数見つかります。なかでもアメリカでは記事の内容から、何年も前からこのビニールクロスの問題に対して明らかに日本よりも大きな規模で、そして公に対峙していることが分かります。そのいくつかの記事から3つ抜粋してそのアウトラインをご紹介します。

ウォールストリートジャーナル記者:トーマス・ゴエツ氏の記事

http://www.aegisasia.com/issue.html

ここではAir Quality(空気質)を題材に、今アメリカの多くの有名ホテルが建物内の空気環境を見直しているといった内容。その、空気環境を見直す方法としてこの記事にあがっているのが、空調システムのメンテナンス・スケジュールの改善や室内の壁紙をすべて剥がすなどの対応。これはとにかくカビを増殖させる要因を排除するという目的で行われている。また、この記事によると、現在アメリカの人口のおよそ20%がアレルギーを患っているそうで、その中でも「喘息患者」は1980年以降2倍以上にもふくれあがっているとのこと。そして彼らを一番苦しめるのは空気中の汚染物質であり、特にカビ・白カビだそうです。

OTA“Oregon Toxics Alliance”のホームページより、過去のキャンペーン詳細ページ

http://www.oregontoxics.org/voo/voohome.html

OTAは、オレゴン州の自治体と住民が一体となり、あらゆるケースの環境汚染廃止運動をしている機関です。この団体はオレゴンの空気、大地、水をキレイにするため、実に様々なキャンペーンを展開するなかで、昨年、「Vinyl Out of Oregon」(オレゴン州から塩化ビニールを排除しよう!)キャンペーンを実施しました。上記のURLアドレスはそのキャンペーンの詳細ページです。フローリング・壁紙・ブラインド・シャワーカーテン等、住居空間の中でも大量に使われている塩化ビニールは、即座に健康への悪影響を及ぼす。火が燃えている間は、消防士や住居者は喘息や息切れ、肺の要因になる、大量のダイオキシンや塩化水素にさらされる、大変危険なものだと書かれています。

メイヨクリニックの麺性蓄膿症の原因に関する研究結果報告記事

http://www.sciencedaily.com/releases/1999/09/990910080344.htm

フロリダにあるメイヨクリニックの研究室が1999年に発表した研究結果です。内容は麺性蓄膿症はカビ等の菌が原因であるということ。それまで、慢性の鼻腔感染症(蓄膿症)の原因は解明されていませんでした。また、メイヨクリニックはこの時期に早々と「ビニール壁紙」の問題も提起しています。慢性蓄膿症等の病気の基本的な原因となるすべての菌性の問題は、建物の外壁を通して侵入してくる湿気なのだと明記しています。